Archives ( 2007-02 )

福本清三さんを知ってますか?

シナリオ&映画&ドラマ

福本清三さんは、日本一の斬られ役と言われている東映の大部屋俳優さんです。
もうずいぶん前にNHKの人間ドキュメントで取り上げられたのを見てとても興味が湧いて、福本さんの本を読んだり、時代劇を勉強するようになりました。
それで、福本さんを知ってから、絶対この福本さんを題材にしてシナリオを書きたいと思っていました。
ところが、なかなか面白いアイデアが出てこなくて、チャンバラの資料ばかりが手元に貯まってしまいました。
しかし、先日、フッとアイデアが浮かんできて、凄い勢いで頭の中を物語りが走り回り、1週間ほどでだいたいのストーリーを書き上げてしまいました。
で、昨日たまたま『遠山の金さん』を見ていたら、いきなり福本さんが↓

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出てきてびっくりしました。それもすごいドアップで。
ずっと死体役やその他大勢で、まともにテレビに映ったことがないという話でしたが、大変なことになっていました。
台詞もバッチリあって、何だか見ているこちらが、『福本さん大丈夫かな』と心配してしまいました。
大部屋を定年退職なさっと聞いていたので、どうしているのかと気になっていましたが、何の何の、さすがハリウッド映画に出演したということは大したことなのですね。
27回の日本アカデミー賞の特別賞を貰ったというのを知った時も、福本さんが地道にこつこつやってこられたことが評価されて、自分のことのように嬉しく思いました。
世の中には、無名な役者さんや無名な作家さん(自分を含めて)が大勢いると思うけど、そういう人を影ながら応援したいです。みんなガンバレ!!

-子育て珍事件-娘の命の恩人はアタシ!!!

子育て&学校

娘がまだ5才か6才の時の話。
私はお風呂場で息子のおむつを洗濯していました。
娘は一人で大人しくテレビを見ています。
『ったく、きったねぇなぁ』
とか言いながらバシャバシャやっていると、突然娘が居間の方から凄い勢いで走ってきました。
私は特に気にもせずおむつをバシャバシャやってます。
すると、娘が私の背中をバンバン叩くではありませんか。
『なんだよ』と振り向くと!!↓

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娘は何も言わずに真っ赤な顔をして、私の背中を叩きます。
『なんだよぉ~言いたいことがあるなら口で言え!!』
と言うと、何かさかんにジェスチャーしています。
『お前アホか?』
ちょっと呆れて様子を見ていると、自分の喉を必死に指さしていることにやっと気が付きました。
そういえば、さっき『アメなめていい?』
と私に聞いていた。
と言うことは・・オーマイガー!!
私は慌てて娘を抱きあげて、体をくの字にさせて背中を思い切り叩きました。
何回かバンバン叩くと、カランコロンとお風呂場に何かが転がる音がしました。
アメでした。
『死ぬかと思った・・』
娘は泣きじゃくりました。
のどにアメが詰まっていたので喋れなかったわけです。
たまたま数日前に『食べ物がのどに詰まった時の対処の仕方』というのをテレビで見ていて、その通りにやったら本当に出てきました。
たまたま私がいたから良かったものの、もしも娘が一人だったら・・と思うと、ゾッとしました。
今でも『お前の命の恩人は私だ』と言うと『イノチノオンジン。カンシャエイエンニ』と親をなめくさっている娘なのでした。
娘いわく『寝ながらアメをなめるのは危険なので絶対やめましょう』経験者談・・

MADE IN 足立27

連載物語 MADE IN 足立

『こっちに来い』と父に言われ腹をくくった姉と私は部屋の中に入って行った。
父は散々暴れて発散できたのか静かだった。
『ここに座れ』
自分の前に座るように姉と私を促した。
姉と私は父が怖くて鼻水だらだらで怯えて泣まじゃくっていた。
そんな姉と私を見て父は優しく言った。
『泣くな。獲って食おうってんじゃないんだから・・。お父さんが何でこんなことするのか分かるか?』
姉も私も頭を大きく振った。
今の自分なら父を理解してあげられるけれど、小学生の私には酔って暴れる人の気持ちなど理解できなかった↓

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『そうだよなぁ・・・わからないだろうなぁ・・・。お前達、お母さんが好きだもんなぁ。いつもお母さんに付いていくもんなぁ。今はさ、分かってくれなくてもいいんだよ。お前達が大人になった時、きっと分かってくれると思うから、大人になった時に分かってくれれば、それでいいんだ。大人になった時、分かってくれよ・・・』
姉も私も取りあえず頷きながら泣いていた。
自分の拳を見つめて、力無く話す父は不器用で哀れな男だった。
この時の出来事は本当に鮮明に覚えていて、時々ふと思い出す。
社会人になって自立して、人に揉まれて、怒りや哀しみを味わうたびに言葉では言えない爆発したい衝動に駆られた。
でも私はお酒の力を借りないし理性があるから暴れない。父は心の赴くままに暴れていたのだと思う。
本当はそんな風に出来たらいいと心の中で思う。頭にきたら暴れてスッキリできたらどんなに楽かと思う。
天国・・いや、地獄か?にいるお父さんへ!
滅茶苦茶に暴れたことは許されないことだけど、大人になった私は、心の思うままに生きていたお父さんを羨ましく思っているんだよ!そして今はその気持ちが痛いほど分かるから安心してね!
        つづくっ!!

MADE IN 足立26

連載物語 MADE IN 足立

アパートの一室で明かりを消して隠れている母と5人姉妹に迫り来る恐怖。
廊下のきしむ音がドアの前で止まる。一瞬の静寂。
次の瞬間、ドアのガラスを拳で壊した父。
結構、分厚いガラスだったのに、とんでもない男ですよ本当。
壊れたガラスの間からみえる父の暗闇に光る目は、そりゃ怖かったですわ。
未だにホラー映画とか全然怖くないのは、こっちの方がリアルで怖かったのでトラウマになってるせいだと思います。
んで、もう母も私たちも『ギャ~!!!!』ってかんじで、裸足のままアパートの窓から道路に飛びだして逃げました。
ターミネーターに追われる母子のように真夜中の町を泣きながら裸足で走りまくりました。
逃げ込む先は決まっていて、近所の美容院のおばちゃんの家でした。
泣き崩れる母をおばちゃんとおじちゃんが宥めて、私たち姉妹は寝てしまうというパターン。
そしてほとぼりが冷める頃、母は姉と私を起こします。
『二人とも起きて!!お父ちゃんの様子見てきて!!』
『えぇ~!!!』
試練です↓

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真夜中の町を小さな子ども二人でそれも裸足で、とぼとぼターミネーターの待ってる家に向かいましたよ。
怖くて行きたくなかったけど、母の命令は絶対だし、どうにでもしてくれ!って感じでやけくそでしたね。
引き戸をガラガラっと開けるとすごい異臭がして、姉と二人で口と鼻をふさぎました。
姉『臭い・・・何これ?』
私『電気がついてない・・お父さんいないのかも』
電気を付けると、部屋の中は大地震の後のように電化製品がひっくり返り、ウイスキー、ビール、卵、ガラスのコップ、壊れるものは、全て壊していました。
私たちに逃げられて、父の腹の虫はもっと納まらなくなってしまったようで、ずっと一人で暴れていたのだと思います。
居間に目をやると父がポツンと座っていました。
姉と私は恐怖のあまりオシッコをちびりそうになりながら泣きました。
『こっちに来い・・・』
父が私たちを呼びます。私と姉は顔を見合わせ観念して父のところに行きました。
          つづくっ!!

アニメーターはつらいよ29

アニメ

ーN氏事件②ー
制作から声が聞こえる。
進行1『あの~Nさんが電話に出ません』
進行2『何度もかけてみたのか?』
進行1『はい。朝からずっとかけてます』
進行2『うぅ~・・・まずいぞ。仕上げに間に合わなくなる』
進行1『・・・やっぱり僕が行かなきゃ駄目ですか?』
進行2『頼んだ・・』
進行1『はぁ~・・・』
N氏音信不通。N氏の病気がまたまた出た。
今回も前回同様、進行のMさんがN氏のアパートにカットの回収に行かされるはめになりました。

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アパートの大家さんに鍵を開けてもらい恐る恐る部屋の中へ入ったMさん。
雨戸の締め切った暗い部屋に明かりを付ける。
部屋中に散乱した動画用紙をかき集めるM氏。
『きもちわりぃ~早く帰ろ・・・』
回収し終えて立ち上がり玄関に向かう。
すると、玄関横のトイレのドアがス~と開く。
トイレの中にあらぬ方向を見ているN氏がいた。
Mさんは怖くなって部屋を飛びだして来たらしい。
で、結局、またまたN氏のこぼした動画を社内の動画で徹夜してやることになった。
あの頃は若かったし、一晩で120枚くらい全然平気で描けました。
男の子の方が繊細で仕事が丁寧なせいもあって、一晩必死に描いて20枚とか30枚がやっとでしたね。
それにすぐに具合が悪くなったり、しょっ中腱鞘炎になっていましたから。
『手首が痛い!!』と男の子たちが騒いでいたけど、私は腱鞘炎になったことがないので、どんな風に痛いのか分かりませんでした。
アニメーターになって27年。絵を描いて腱鞘炎になったことは一度もありませんでした。大ざっぱでいい加減な絵描きだったからでしょうねきっと。
でも一度だけ、腱鞘炎になったことがあります。赤ん坊に母乳を飲ませるために赤ん坊を抱いていて腱鞘炎になりました。あれは確かに痛かったです。

-子育て珍事件-電池を食った男②!!!

子育て&学校

息子の飲み込んでしまったボタン電池がどの位置にあるのか確認するために毎日レントゲンを撮りに東京医大に通いました。
出来上がったレントゲンを見ると、小さなポッチがあって
『今、電池はこのあたりにありますね』
そして、次の日、またレントゲンを撮ると
『昨日は、このあたりで今日はここまで移動しています』
私は、飲み込んだ次の日にはウンチと一緒に出てきちゃうものだと思っていました。
ボタン電池は、のらりくらりとお腹の中を旅してしるようです。
家には何故か金属探知器がありました。
『これをお腹に当てたら鳴るのかな』
試しに息子のお腹に当ててみました。すると『ブー』と反応して鳴りました。
と、言うことはこれを使えば体から出たかどうかはっきり確認できるじゃないですか。
息子が大をしたので試しに紙おむつに探知機を当ててみました。無反応です。お腹に当てると鳴ります。
『今回も出ていない・・・』
そして、運命の3日目↓

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東京医大に通って3日目。
レントゲンをみるとかなりいいところまで電池が移動しています。
『たぶん今日か明日には便と一緒に出てきますよ。もし確認できれば病院には来なくていいですよ』
家に帰って息子が大の方をするを今か今かと待っていました。
息子のお腹に探知機を当てても音が鳴りません。
『ウンチしてないのにおかしいな・・・』
試しにお尻に当ててみました。すると『ブー』と反応が。
『お~!!もうそこまて来ているぞ!!』
しばらくして息子はついにウンチをしました。
神に祈るように紙おむつに探知機を当てると『ブー』反応しました。
『ついに出たぞ~!!』
息子のお尻に探知機を当てても反応がありません。これは確実に出たということです。
金属探知器なんて何に使うんだよ、と思っていたけど、子どものいる家庭には一家に一台必需品かもしれませんね。
そして汚い話ですが、割り箸で丁寧に電池を探しました。
本当に汚い話で申し訳有りませんが、息子は黒豆が大好きで、あまり消化されない状態で黒豆がたくさんあって、『これだ!!』と思うと黒豆で探すのに困難をきたしました。
しかし、ありました!!シルバーだった電池がお腹の中の旅で黒くなっていました。黒豆と勘違いしたのも無理はありません。
『ついに出たよ~・・』感激でした。
今もその電池は大切に保管してあります。
       めでたしめでたし

-子育て珍事件-電池を食った男!!!

子育て&学校

前回は息子が赤ちゃんの時、猫のウンチを食べてしまったというお話でしたが、今回は電池を食べた話。
あの小さいボタン電池というやつです。
腕時計の電池を替えようと思って電池を取って仕事机に置いた数分の出来事でした。
透視台もあって結構高いところに置いたので1才6ケ月の息子には届かないと思っていたのに!!
わざわざ台を持って来て手に取ったんだと思います。
息子のいつもの癖で取りあえず食べてみようと思ったのでしょう。
用事をすませて机を見ると電池が無い・・。すぐにピンと来ました。
『あんた食べたでしょう』と聞くと息子はあっさり白状しました。
で、私も無知な親なもので
『食べてもウンチと一緒に出てくるからいいや』
とほっておいたから後で救急車を呼ぶ大騒ぎに↓

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夜、家のものが帰って来て
『この子電池を食べちゃったんだよ』と話すと
『電池は胃液で溶けたら内蔵を溶かしちゃうんだよ』と聞いて真っ青。すでに時間は4時間くらいたっています。
救急車で東京医大に行きました。
内科だ外科だ耳鼻科だと騒いであげく、先生がいないとかで1時間以上待たされて、結局診てもらったのは深夜0時頃でした。
鼻から管を入れて胃に入っている電池を磁石で取ろうという話で、耳鼻科に行きました。
『保護者の方は見ない方がいい』と言われて廊下で待っていましたが、息子の叫び声が響いていました。
しばらくて息子を連れて戻ってきたお医者さんは
『もう胃に行ってたみたいで、胃の中にありませんでした。まぁ胃液で溶けてないみたいですからあとは便と一緒に出てくるのを待った方がいいですね』
結局、やっぱりウンチ待ちということになりました。
それから毎日、新宿まで行き東京医大通いでした。
というのも今日の電池はどのあたりかレントゲンで確認するためです。
そして結果はどうなったか続きは明日!!お楽しみに!!

-ダーウィンの悪夢-

シナリオ&映画&ドラマ

『ダーウィンの悪夢』を観てきました。
先週観た『不都合な真実』もそうでしたが、朝一番の時間帯なのにお客さんはいっぱいでした。
ナイルパーチ(主にヨーロッパ・日本に輸出)という魚の一大産業によって経済が潤う一方で、貧困、売春、エイズ、ストリートチルドレン、環境悪化というドミノ倒しのような連鎖が起きている。
魚を運ぶ飛行機にはアフリカ紛争で使われる武器が積まれて、、帰りは飛行機に魚が積まれるとか・・。『アンゴラの子どもはクリスマスに銃を贈られ、ヨーロッパの子どもはブドゥをもらう』という告白もありました。

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関心のある人は興味を持って勉強したりするけど、無関心な人は本当に他人事と思っているから悲しいですね。
観たから何ができるというものでもないけど、取りあえず自分が出来ることは小さなことでもやりたいと思います。
ありきたりだけど、物を無駄にしない、やたらに捨てない、あと一番大事なのは、なるべく輸入品を買わないこと。
うちは貧乏なので輸入品に頼らざる得ないけど、なるべく国内産を選ぶようにしています。
それにしてもエイズは深刻ですね。小さな村で、一ヶ月に10~15人が亡くなっているとか。
去年、アフリカのエイズ孤児の問題とエイズにならないための知識とエイズを理解してもらうという内容のアニメーションを作画しました。
多分アフリカの人たちに観せるためのアニメーションだと思うけど、私が描いたものが少しでも役に立てたら嬉しいですね。

MADE IN 足立25

連載物語 MADE IN 足立

夫婦喧嘩の発端は、父のシャツにキスマークとか名刺とか証拠を掴んだ母の怒りから始まる。母は他のことには寛大だったが浮気だけは許せなかったらしい。
母『お父ちゃんこれなぁに!!』
父『なんだそれ?』
母『とぼけても駄目だよ!またキャバレーに行って!新しい女ができたんでしょ!!』
父『うるせ~!!』
卓袱台をひっくり返す。ってこれじゃ本当に昭和の向田邦子のドラマだよ。
母『伊勢崎の和子、水戸の久子、牛久の康恵!!』
父『もうその女とは縁切ったって言っただろうが!!』
ここで母はぶっ飛ばされる。
母『悔しい!!みんなお母さんと行こう!!』
これがいつものパターン。私たち姉妹は『またぁ~』という表情で母と家を出る。

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家を出ると言っても、隣のアパートの子ども部屋に借りている一室なのだ。
子どもにしてみれば毎回同じテーマで喧嘩する進歩のない親のどちらにもつきたくないというのが本音。
しかし、酔って暴れる父にはさすがに付いていく勇気はないので取りあえず母について行った。
北野武さんも『たけしくん、ハイ』の中で、子どもは行く気もないのに連れて行かれて無理矢理お母さんの味方にさせられると書いているけど本当にそんな感じなのである。
部屋のど真ん中で泣きじゃくる母にどうすることもできずに困惑する5人姉妹。
家の方では怒りで酒の量は増えて、孤独感にいたたまれなくなる父。
ついには部屋の中の物に当たり散らして暴れはじめる。
父が酔って暴れ出すと誰も止められない。血液型がDの父はデンジャラスな血が流れている。
その傍若無人ぶりは、さしずめターミネーターか超人ハルクだった。
それからしばらくすると、暴れあきた父がアパートの子ども部屋に向かって来る。
明かりのない廊下。
父のシルエット。
部屋の明かりを消して潜んでいる母と私たち。
『ギーギー』という廊下のきしむ音。
緊張するわたしたち。
ドアの前で足音が止まる。
一瞬の静寂・・・・
              つづくっ!!

アニメーターはつらいよ28

アニメ

-N氏事件①-
絵描きは、どちらかというと締め切りを守る人より守らない人の方が多いと思う。
本当は丁寧で上手くて締め切りを守る絵描きがベストだけど、そんな人に会ったことは一度もない。
確かに仕事の内容は大事だが、制作にしてみれば仕事の中身より締め切りを守る人の方を重宝がる。
個人の外注にNさんというベテランの動画の人がいた。
決して上手くはないけど、締め切りを守る人で、制作の人は極力その人に仕事を回してしたが、そのNさんには一つ重大な欠点があった↓

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それは突然行方不明になること。仕事を自宅に残したまま消えてしまうのです。
制作A『駄目だ、電話に出ない。お前Nさんのアパートに行ってカットを引き上げて来い』
制作B『僕がですかぁ~』
制作A『大家さんに事情を話して鍵を開けてもらうんだ。いつものことだから頼めば開けてくれる。分かったな!』
この仕事は下っ端の制作進行の役目でした。
N氏の家から戻ってきた制作Bが言うことには
『雨戸は全部閉まっていて部屋の中は真っ暗で怖かったよ。電気を付けたら部屋中にロープが掛かっていて、山口百恵のポスターやら詩みたいのやらがぶら下がっていて不気味だった。部屋中に原画が巻き散らかしてあって、突然プッツンして逃げだしたんじゃないかな』
で、結局、このN氏がこぼしたカット200枚を社内の動画が手分けして徹夜でやらされる羽目になるわけです。
私は仕事が速かったので徹夜で120枚とかやりましたよ。今考えるとよく腱鞘炎にならなかったと関心します。(でも、力入ってなかったのかもね)
この後、N氏は忘れた頃にひょっこりスタジオに顔を出し、また、何もなかったように仕事を貰って行くのでした。
制作も不安に思いながらも人手が足りないし重宝なので、使ってしうまんですよね。

救急車のお世話になりました

未分類

昨日の夜、子どもを寝せる前に、子どもの耳掃除をしていました。
息子のが済んで、娘の耳を・・・と思った時、急にクラクラして吐き気がしてきて手の震えがはじまったので、すぐに横になりました。
一昨年、同じ症状で救急車で運ばれて以来、ヤバイな、と思ったらすぐに横になって深呼吸をして落ち着くのを待つようにしていました。
今回も30分くらい横になっていれば大丈夫だろうと思っていたら、いっこうに全身のしびれも寒気も震えも止まらなくて段々怖くなってきました。
実は何週間か前に同い年のアニメーターが急死したのを聞いていたのです。

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その方も同じような症状で数日後に亡くなったというのを聞いていて、それを考えたら、怖くなってきて救急車を呼んでもらいました。
結局、過呼吸で全身のしびれが取れなくなっているということで、安定剤の注射を打ってもらってしばらくして落ち着きました。
それにしても夜中の1時に次々に患者さんが運ばれてきました。足をガラスで切った人。骨折した人。高熱を出した子ども。
私が横になっていた1時間で3人が運ばれてきました。
なんだかお医者さんに申し訳なく思ってしまい、『発作のたびに救急車で運ばれるのは迷惑になるので、きれば家でなんとか対処したいのですが』と聞くと、とにかく横になって落ち着いて紙袋のようなものを口に当ててゆっくり呼吸して下さいと言われました。
自分は肉体的には健康体だと自負しているのですが、自律神経が弱くて不安感やストレスが無くならない限り、また同じ症状が起きてしまうと思うんですよね。でも自分に負けないように克服したいです。
それにお医者さんは大変なので、もう救急でお世話になりたくないと思っています。河北の先生ありがとうございました!!

国立劇場に行きました

文化&芸術&芸能

国際民俗芸能フェスティバルにを観に行きました。
国立劇場は生まれてはじめてでしたが、招待券が当たったので息子と行ってみました。セレブな奥様が大勢いて圧倒されてしまいました。
私『こういう立派なところは我々は無縁だからもう一生来ないかもしれないね』
息子『うん。きっと来ないね。よく観ておこう』
二人ともお上りさんのように場内の装飾やインテリアなど一周観て回りました。しかし、立派なもんですねぇ。感動しました。
民俗芸能踊りは息子が大好きで、これまで様々な催しを観覧に行きました。今回はお面を付けた踊りが多いのでお面好きの息子は楽しみにしていました。

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アイヌの芸能は『熊の魂を天国に送る』という儀式の踊りでした。
つぎのアムール・ウルチの芸能というのはロシアのハバロフスクの、やはり熊のための儀式の踊りです。この方々がロシアの凍り付いた川を2日間バスで走って、わざわざいらっしゃったというのを聞いて驚きました。私、2日間バスの旅は無理です。それに帰りもやっぱり2日間かかるってことでしょ。4日間バスなんて・・・エコノミー症候群になっちゃうよね。ご苦労様です。
このあたりまでは観ていたのですが、岩手の鹿踊りあたりからウトウトしてしまいブータンの踊りはほとんど寝てしまいました。息子が時々起こすのですが、またすぐ寝てしまって。
息子『全く駄目だねお母さん。いい踊りなのに』
最後の御獄神楽はちゃんと起きて観ていました。これは天岩戸に隠れた天照大神を外に連れ出そうと神々が舞うという神話を基にした演目で小学4年の息子にも分かる分かりやすい神楽でした。
フィナーレは全ての踊り手がステージで踊りました。賑やかで華やかでそれは素晴らしかったです。
息子は『今まで観た中で一番感動したかもしれない』と言って目をウル
ウルさせていました。月曜日にはこの感動を担任の先生に伝えるらしいです。
帰りに『お母さんはまた寝ちゃって次は起きててね』と駄目だしされました。

MADE IN 足立24

連載物語 MADE IN 足立

-昭和43年-
四女が産まれてすぐにご懐妊した母は、またまた産気づいていた。
毎度、家から追い出された私たち姉妹は庭で5人目が産まれるのを待っていた。
三女『まだかなぁ』
私『いくらなんでも5人目が女ってことないよ』
長女『男じゃなきゃまずいよ。もしも男が産まれなかったら、私たち姉妹のうち誰かがお父さんの会社を継がないといけないんだよ』
私『えぇ~!!』
あのむさ苦しいおじさんたちの雇い主にならなきゃいけないの?
あの人たちは風貌は怖いけど根はとっても優しくていい人なんです。でも、できれば会社を継ぐのは避けたい。

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家の中ではお産婆さんや叔母たちの『ガンバレガンバレ!』という乞えが聞こえて来ます。
私『そろそろ産まれるかもね』
と思っていると『オギャ~!!』という産声が家の中から聞こえてきました。
三女『産まれた産まれた!!』
しかし-
家の中から虚しく赤ちゃんの産声だけが聞こえてきます。
大人達の声が全くしません。嫌な予感です。
長女『こりゃ女だね』
静かに裏の戸が開くと、無表情の叔母が一言
叔母『おんな・・・』
私も姉も妹もガックリ。
長女『これは困ったことになったぞ。いよいよ誰かが会社を継ぐことになりそうだ。私は絶対いやだから一抜けた』
私『そんなのずるい!』
長女『お前、学校で男女って呼ばれてるんだろ。似合ってるよ』
私『私は漫画家になるんだもん』
もはや母が男を産むことは自分たちの問題でもあることになった。

アニメーターはつらいよ27

アニメ

新しいスタジオは制作会社で、下請けのような締め切りにこぼれた大変なカットとか、ロボットばかりとかそういうことがないのが一番嬉しかった。
基本的にほのぼのアニメや名作アニメを監督から撮影編集まで自社で1本手がけている会社なので一つの作品に集中できるのも精神的に楽だった。
でもたまに『どうしても助けて』という締め切りの仕事を義理で手伝わされることはあった。
制作『悪いけど今の仕事を止めて、このカットを優先してやってほしいんだけど』
渡されたたのは『マクロス』という作品でした。
記憶としては原画か作監はすごく上手くて綺麗なんだけど、とにかく書きづらいくて正直言って苦手なキャラクターでした。
目が曖昧で分かりづらくて微妙な線の違いで全然別のキャラクターになってしまって止め絵はいいけど動かれると顔が変わってしまってイライラしながら描いた記憶があります。

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先輩A『これってスケジュールがやばくて放送ギリギリのやつでしょ』
先輩B『そうそう、芝居させないで止めた絵でひたすらパクパクさせたり、止めた絵の戦闘機を引っ張ってごまかすとか苦労してるって』
先輩A『彩色も間に合わなくて色を塗らないで放送したとか言ってましたよね』
のちにこの『マクロス』という作品が、凄い人気のあるアニメだと知りました。
物の本によると『リンミンメイ』というアイドルキャラの登場で、一般若者文化である戦闘機とアイドルを取り込むことによって、美樹本晴彦のアニメ絵と河森正治の変形メカが融合した一大アニメ文化の形成!
なんのこっちゃよく分かりませんが、この作品が元祖あきば系。超時空要塞マクロスはおたく文化の発祥ということらしいです。
私としては『ことわざ辞典』とか『がんばれ!タブチくん!』とか『クオレ物語』なんかの方が描いていて楽しかったです。

『不都合な真実』を観てきました

シナリオ&映画&ドラマ

先週観に行こうと思っていたら金曜日で終わっていてガッカリ。
それでもパソコンで調べてみたら有楽町シャンテシネで10日からやっていました。
ところがこれが、すごい人気らしくて平日でも満員になるそうです。
問い合わせてみたら、一番最初の9時の回なら比較的混雑は避けられると思いますと言われたので7時30分に家を出て見に行くことにしました。
こんなに早く家を出て満員電車にわざわざ乗って映画を観るなんてはじめてかもしれません。
今日は雨なのにも関わらず満員では有りませんでしたが、お客さんは多かったです。雨でもどうしても今日と思ったのはレディスディだからでした。1000円はお得ですよね。

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で、映画の方は・・・・。
しっかり観てなきゃいけないと思いつつも、時々うたた寝してしまいました。
とっても大事な話というのは重々分かっていても、とにかくゴアさんのスライド講演が、延々続いているのです。
それも結構難しい政治の話とか、私の一番苦手なところでして。
息子と行こうか迷いましたが、誘わなくてよかったです。子どもには到底観ていられないと思いました。
最後のスーパーで『私にできる10の事』というのが流れてきました。
①省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう
②停車中は、エンジンを切り、エコドライブにしましょう
③リサイクル製品を積極的に利用しましょう
④タイヤの空気圧をチェックしましょう
⑤こまめに蛇口をしめましょう
⑥レジ袋を断りエコバックを使いましょう
⑦エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減しましょう
⑧たくさんの木を植えましょう
⑨子ども達は地球を壊さないでと両親にいいましょう
⑩映画『不都合な真実』を観て地球の危機について知り、友達に勧めましょう
以上です。みなさんこの映画を観て下さい。居眠りしちゃったせめてもの罪滅ぼしとして宣伝させて頂きました。
この映画は子どもには無理ですが、私は子どもからお年寄りまで観て分かる環境問題映画が作りたいです。どこかの理解有る映画会社さん私の企画を使ってください。よろしく!!!

軽部さんが来た!!

子育て&学校

息子の通う小学校に目覚ましテレビの取材が来ました。
『目覚ましどっち』というコーナーで『パパママと呼ぶかお母さんお父さんと呼ぶか』を子どもたちに聞くという取材。
息子のクラスで撮影が行われてました。
学校から帰って来た息子は
『軽部さんが来たんだよ!僕、映ってるかなぁ』
と興奮気味。12日の放送ということで実家の母に連絡しようか迷ったけど、やめておいた。
だいたいこの手の物は下手すると全く映っていなかったり、もの凄い一瞬だったりするので『あんたどこに映ってたのよ!!』と逆ギレの電話がきそうなので母には知らせなかった。
そして昨日、休みなのに早起きして7時20分にビデオをセットして待っていると

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予想通り、息子の姿は??クラスでも元気でハキハキしている子がインタビューを受けて、そのほか子たちはピントが外れてボンヤリと・・・
母に連絡しなくて良かったです。中にはオシャレさせて登校させたと言う子もいたけど、やっぱり背後霊のようにしか映ってませんでした。
昨日は息子の誕生日でした。
やはり予定より早く産まなくてはいけなくなり、11日は祝日なので12日という病院側の予定に合わせて産むことになりました。
午前8時30分に病院に入るように言われていたので、風邪を引いて熱のある娘を無理矢理保育園にぶち込んで病院に直行しました。
準備が整い誘発剤を打ってもらうと、じきに陣痛が来ます。しかし今回は娘の出産で学習したので、最初から無痛分娩にして貰ったので余裕でした。産まれる寸前まで、ほとんどうたた寝状態でした。
もうすぐ産まれる、という頃に薬が止められるのでそこからは陣痛に耐えなければいけません。
そりゃもうあの痛みと言ったら気絶ものですが、無痛で体力を消耗していなかったから多分普通の出産に比べたら天と地くらいの差があると思います。
二人目も分娩室に入って15分くらいでポンと産みました。
苦しかったけど、頭の上にある時計をしっかり見ていたのです。
『5分経過・・・早く出て来てくれぇ・・・』って感じで。
午前8時30分に病院に入って午後12時15分に産んで夕方には廊下をブラブラ歩いてましたから、元気なマル高出産でした。
夕方、新生児室に5才の娘が面会に来ると看護婦さんが言った
『お兄ちゃんが来てくれてよかったですねぇ』
『・・・・』
しょっ中、間違われるので否定しませんでした。
そんな娘も15才です。今はイケイケです。

-子育て珍事件-ウ○コを食った男!!!

子育て&学校

息子が食べた恐ろしい物のNO1がこれです!!
私が二階で洗濯を干して下に降りてみると、息子の口の回りがチョコレート色に・・
私『何でチョコなんかたべてるのかな?』
そばで遊んでいた当時6才の娘は
娘『食べ物なんてないよ』
と言ってます。確かに何もありません。
私は思わず天井を見上げました。
私『まさか天井から何か降ってくるわけないよね』
取りあえず息子を抱き上げて匂いを嗅いでみます。
私『く・・さ・・。この匂いは』
慌ててオムツを広げて見ました。
私『あんた自分の出したもの食べたの?!ってあれ?うんちしてないじゃん。じゃ、これはどこからきたの?』
なんかすご~いいやな予感が・・・

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私はチョコレート色の息子がハイハイした後をたどりました。それは玄関に続いています。
玄関で匂いをたどると・・・オーマイガー!!!!
私のサンダルが臭い・・・ひっくり返すと猫の糞がべったりと・・・
もう気絶しそうでした。
私『こいつ猫の糞食べた!!』
娘『ゲ~きたな~い』
息子『ニコニコ』
取りあえず口の回りを拭いて、口の中もガーゼで取れるだけ汚れを取りました。
そして、またまた息子を脇に抱えて病院に直行。
先生『今度は何を食べたんですか?』
私『猫のウンチを食べちゃいました~』
先生『はぁ~!!いろんな物食べて飛び込んで来る人はいるけど猫のウンチははじめてですよ』
私『どうしましょう~』
先生『(冷静)今すぐにどうとはわかりませんねぇ。とにかく明日のウンチを持ってきてもらって検査しないとわかりませんね』
結局、容器をもらって家に帰りました。ウンチを検査に出して一週間後に病院に行くと
先生『なんともありませんね。何も出ませんでしたから。猫のだったから良かったかもしれませんよ。犬の方が危険だから。でもまぁこの子は本当に丈夫ですね』
確かに本当に丈夫な男です。この子は将来大物になると実感しました。
生ゴミのバケツの中のパンを食べてもお腹を壊さなかったし。
次回は○ン○を食べて救急車の巻!!乞うご期待!!!
        



MADE IN 足立23

連載物語 MADE IN 足立

父の酒の失敗ではこんなこともあった。
父『おい!開けろってんだよ!開けろ!』
玄関の鍵が閉まっているため家に入れない父が戸を叩いています。
ほぼ毎日で、そのたびに私は心配でガラスに映る父のシルエットをみつめていました。
私『お母さん、開けてあげないの?』
母『駄目だよ!!今度こそ絶対許さない!あちこちに女つくって子どもを産ませてんだよ!悔しい!』
ドッペルゲンガー現象って、自分にそっくりな人を見たら数日後に死ぬって伝説があるけど、私の場合別の意味で似た人を町でみかけるとドキンとする。

そして翌朝、目を覚まして居間に行くと、茶箪笥の中に自転車のベルのふたが50個くらい積んでありました。
なんじゃこりゃ?↓

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私『お母さんこれな~に?』
母『お父ちゃんが酔っぱらって梅島の駅前の自転車置き場の自転車のベルのふたを取ってきちゃったんだよ。まったく何でこんなもん取ってきたんだろうねぇ?』
母は困り果てていた。
母『返さなくっちゃまずいよねぇ。でもどれがどの自転車のふたか何て分かんないよ』
確かに・・・
たぶん前の晩、梅島駅周辺で飲んでいた父はヘベレケに酔っぱらってブラブラ歩いて家に向かっている途中、自転車置き場を通って意味もなくベルのふたを腹巻きの中にどんどん詰め込んだのでしょう。
結局、このふたは返せないまま茶箪笥の置物になっていました。
当時、梅島駅の自転車置き場をご利用のみなさん本当にごめんなさい。あの時、自転車のベルのふたを取ったのは父です。この場をお借りしてお詫びします。恐縮無限大∞であります。
               つづくっ!

山口観音に行ってきました

旅&おでかけ

娘も合格できたし、取りあえずシナリオが1本採用になったということで、山口観音さんにお礼参りに行ってきました。
また願い事が叶ったので、今のところ100%願いが叶っています。
元旦に行った時はずいぶんにぎやかでしたが、今日は相変わらず数人の人しか参拝に来ていませんでした。
そう言えば、バスに乗るために阿佐ヶ谷の駅前を通ったらドラマの撮影をしていましたよ。
たぶん『演歌の女王』とか言うドラマだと思うけど、天海裕希さんが着物姿でやってました。
遠くてよくわからなかったけどやっぱり女優さんは華がありますね。

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西武新宿線に乗るために阿佐ヶ谷からバスで鷺ノ宮に行きます。
鷺ノ宮の駅の近くのスイミングスクールには5年くらい通いました。
洗面器で溺れるほど水の苦手な私が、
『私がカナヅチだと子どももカナヅチになってしまう!!子どもが出来る前に泳げるようにならなければ』
25才にしてスイミングスクールに入りました。
普通に泳げるようになりたいだけだったのに、当時のコーチが滅茶苦茶鬼コーチで(若くて美人なのに)
『水に顔を入れられな~い!!何言ってるんですか!!ガンバってガンバって』
とビシビシしごかれて、半泣きしながらおばちゃんたちに加わって練習しました。中には80才過ぎたお婆ちゃんも来ていて上級コースで超スピードで泳いでました。腰がすごい曲がっているのに、あのパワーは尊敬ものでした。
かくして私もビシビシと鍛えられて3年かかって上級コースにまで行けました。
クロール、平泳ぎ、背泳、バタフライ、4種目が泳げるようになったのです。でもターンは鼻を指でつままないと出来ないし、怖くて飛び込みが最後まで出来ませんでした。
長女を妊娠している時もマタニティーで通いました。生まれるギリギリまで泳いでましたよ。バタフライまでやって。大雪の日も大きなお腹で鬼のように通ってました。
で、せっかく泳げるようになったけど、やっぱり子どもは二人とも水が苦手で全然泳げません。ちょつと泳げるようになったのが遅かったかもしれませんね。

アニメーターはつらいよ26

アニメ

動画の正規の単価を知ってしまった私は悩みました。
『1000枚描いても6万会社にとられて自分には10万かよ』
一ヶ月1000枚の絵を描くというのはとってもとっても大変なことなのです。
未経験で入ったアニメーションの下請け会社でしたが、約1年間、優しいお爺ちゃん先輩とおじちゃん先輩に細かく指導してもらったおかげで私は一応一人前のアニメーターになっていました。
自分で言うのも何ですが、仕事の速さと線の美しさは誰にも負けないと自負していました。(動きの方はまだまだ修行が足りませんでしたが)
某制作会社でアニメーターを探しているというのを知って、私はスタジオを変える決心をしました。
恩知らずかもしれないけど、少しでも条件のいいところに移りたかったです。

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作画経験が少ない私でしたが、何とか制作会社に潜り込むことに成功しました。
そのスタジオは山手線内にあり、足立区から通う私は助かりました。下井草のスタジオには2時間くらいかかった通勤時間が半分の1時間になりました。
小さなビルの3階と4階にスタジオがあって、3階は作画と制作スタッフがいて4階は美術と社長室がありました。
下請けのスタジオと大違いで、机は大きく余裕をもたせて並べてあってフロアにはゴミ一つ落ちていません。
床でゴロゴロ寝ているヒトはいないし、変な虫が天井から落ちてこないし、鼻の機能を破壊しそうな悪臭もしないし、天国のようでした。
ただやはり交通費は自腹、福利厚生もなく、出来高制というのは同じでした。単価もやはり何割か引かれていましたが、一枚100円ということはありませんでした。
この制作会社には7年間通うことになりましたが、勝ち気な性格だったので制作の人とよく衝突していました。
『そんなんだから君はお嫁に行けないんだよ!!』
と半泣きしながら怒っていたFさん。今、何してるんでしょうか。
 

-子育て珍事件-ゴキブリを食った男!!!

子育て&学校

現在は二人の子どもは中3と小4になったので意味不明な行動をとることはありませんが、小さい頃の子どもの突発的行動には何度も寿命が縮みました。
特に息子のやることは滅茶苦茶で、多分世界広しと言えども、こんなことやるヤツは絶対いないと断言できます。
まだ、息子がハイハイをしていた頃の話。
私が台所で食事の支度をしていたところ、ハイハイしながら居間から台所に息子がやってきました。
私はとくに気にもとめずに作業しています。
おとなしい時が子どもが何かをやらかしているサインです。
振り返ると台所の隅で背中を向けた息子から『サクサク』という聞き慣れない音が・・・・↓

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とっさに息子を抱きかかえ口元を見ると、サクサク何かを食べているではないですか。その周辺に食べ物などありません。
手を見ると何か握っています。恐る恐る広げてみると
『ぎゃ~!!!!ゴキブリ~!!』
オバケも宇宙人もUFOも虫も爬虫類も獰猛な生き物も何でもOKの私が、この世でたった一つ苦手なものがゴキブリなんです!
それが息子の口の中に・・・・それでもさすが親です。指を突っ込んで口の中のゴキブリを吐き出させました。
どうも息子は食器棚の後ろに手を突っ込んだらしく、そこでくたばったゴキブリを手にしたようです。
0才児なので取りあえず口に入れてみたんだと思うけど、物心ついて正気だったらまともじゃないよ。
大事な息子ですから、とにかくダッシュで病院に駆け込みました。
先生は今度は何だ(病院に飛び込むのが日常茶飯事だったので)という感じで
先生『どうしましたか?』
私『先生!子どもが!ゴキブリを!!ゴキブリを食べちゃいました!毒とかありませんか!死にませんか!』
先生『・・・・ゴキブリ・・・・また何でそんなもの・・』
結局、とくに何ともないだろうと言うアバウトな診療ですぐに家に帰りました。確かに変わった様子がなかったので大丈夫だったのでしょう。
しかし、これは序の口です。息子はもっとすごいものを食べたことがあるのです。次回に乞うご期待!

MADE IN 足立22

連載物語 MADE IN 足立

父からの電話。
父『おう、俺だ』
母『お父ちゃん!!やっぱり馬券買ったでしょ!まゆみたちがベンチで座って待たされたって言ってたよ!子どもほったらかして人さらいにでも会ったらどうすんの!!』
父『まぁそう怒るなって。当てたんだからよ。俺、浅草にいるんだよ。映画でも観て飯でも食おうぜ』
母『(怒りながらもうれしそうに)珍しいねぇ。雨でも降らなきゃいいいけど』
母はまんざらでもないようで、めかし込んで三女と四女を連れて浅草に向かった。
約束の場所に行くと、道路の隅で大声を出している酔っぱらいが・・↓

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母『やだねぇ昼間っから・・・って・・あれ?』
♪じゃんじゃんじゃ~ん♪火曜サスペンス風
そこにはゴミ置き場の隅に座り込み浮浪者の男達と陽気に歌を歌いヘベレケに酔っぱらった父がいました。
大人しく母を待っていればいいものを知らないおっちゃんたちと競馬で勝った祝杯をしていたのです。
母は怒りで固まっていました。
三女『お母さん・・・お父さんあそこにいるよ・・』
母『(顔をそむけ)お父ちゃん来てないや。3人で寅さん観て帰るか』
母は三女と四女の手を引きその場を去ったそうです。
妹は当時のことを鮮明に覚えていて、
『お父さんが目の前にいるのに何でお母さんが無視したのか理解できなかったよ。寅さんは面白かったけどね』
と証言。酔っぱらい、競馬、寅さんは浅草の大三角形だね。
まぁとにかく父の酒癖の悪さは天下一品で、本当に家族は迷惑したものです。
                  つづくっ!!

アニメーターはつらいよ25

アニメ

アニメーターになって一年ほどしたある日、いつものようにみんなで喫茶店でコーヒーを飲んで雑談をしていた。
そこで私は衝撃的な事実を知った!
先輩『しかし一枚100円ていうのは解せないですよね』
私『何が解せないんですか?』
先輩『単価のことだよ。僕たち一枚100円で仕事してるけど本当は100円じゃないんだよ』
私『えぇ~!!!!』
先輩『まさか・・・知らなかったの?』
私『知りませんよぉそんなこと。100円て言うから100円だと思ってましたよ。じゃ本当の単価はいくらなんですか?』
先輩『テレビシリーズなら160円から180円。劇場なら220円から250円くらいかな』
ガ~ン・・・

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先輩の説明によると、このアニメの低賃金はあの有名なT先生が原因ということだ。
T先生がアトムを低コストで作ったことが、日本のアニメは安いものだという常識を生み出してしまって、アトム以降、テレビは低コストで低賃金が固定化してアニメーータがやめてしまう原因になったとか。
先輩『まぁ、日本のアニメは不規則な労働と低賃金で作られているわけなんだよ』
私『そうなんだ・・・』
先輩『交通費は自腹なんだぜ。福利厚生な無し、スタジオを間借りしているとはいえ、経費とか言って4割6割さっ引くのは取りすぎだと思うね。とにかく下請けのスタジオにいる限り単価は上がらないと思った方がいいよ』
私『ブ~・・・納得いかないなぁ・・・』
新人A『あの・・・僕やっぱりアニメーターやめようかな・・。長男だし、こんな仕事しても親を養っていけないし』
新人B『僕も無理です。実家から通っているから今は何とかなってるけど、これじゃ将来自立できないし、結婚も出来ませんよ』
そりゃそうだよね。ボランティアで仕事しているわけじゃないんだから続けていけない気持ちは分かるよ。
こうして、入ってきては次々にみんなやめて行ってしまった。




パソナの地下農業を見学

農業&ガーデニング

以前から興味のあった『パソナ』の地下栽培を見学してきました。
予約をすると案内をしていただけるということで、私は案内をしていただきました。
若くてすごく可愛いお嬢さんが案内してくれました。とっても可愛くて息子の嫁に・・と内心思いながら(まだ小学校4年だけど)説明を受けました。
改装中ということで全ての施設を見学できませんでしたが、想像以上に清潔な施設に驚きました。
稲作は最初の年に失敗したようで心配していましたが、去年の9月に植えたという苗はすくすく伸びて稲穂がしっかり付いていました。

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ビルの地下農業をシナリオに織り込んでいたので、一度ちゃんと現場を観てみたいと思っていたので見学できてよかったです。
『たとえば映画の企画を持ち込む場合、受け付けてくれる部所というのはあるんですか?』と案内のお姉さんに聞くと
『上の者を呼んでまいります』と言ってわざわざ呼びに行ってくれました。
しばらくして広報の方がみえたので、映画の話を簡単に説明しました。
困惑なさっていましたが、嫌な顔一つしないで真摯に話を聞いて下さいました。突然訪ねて来て無理もないですよね。対応して下さった広報の方、本当にありがとうございました。
今、『ダーウィンの悪夢』や『不都合な真実』と地球温暖化や食についての映画が話題になっていますから、日本も是非意識改革のための映画を作ってもらいものです。
それにしても『パソナ』はオシャレな職場でした。案内も広報の方も女の人で良かった。だって強面のおじさんが来たらどうしようかと思ってたんだもん。
コストもかかるし維持していくのは大変でしようが、パソナO2続けて下さいね。

MADE IN 足立21

連載物語 MADE IN 足立

東京に母と出てきたばかりの父は酒も女も賭事も手を出さず真面目男だったらしい。
会社を立ち上げ大手の建設会社の下請けになり、仕事が上手く行くと同時にビックマネーが手に入った。金は人を変えると言うけど父の暴走はデゴイチのように止まらなかった。
闘鶏にのめり込み競馬が大好きで前に書いたように浅草にやたら出没した父だが、後楽園にもよくプロレスを観に行っていた。
父はプロレスも大好きで、力道山がヒーローの頃、プロレスのためにテレビを買ったと母が言っていた。
『お前らテレビをしっかり観てろよ。俺が一番前の席で観てるからよ』
と言って出稼ぎに来ていた田舎の叔父さんや知り合いを連れて後楽園に出掛けていた。↓

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『三丁目の夕日』じゃないけど、みんなテレビの前で息を飲んで正座して観ていた。
試合なんかそっちのけで父の姿を探した。
『いた!お父さんいたよ!!ほら、一番前!!』
闘っている馬場とブッチャー。
時々映る客席の一番前で、拳を振り上げて満面の笑みで応援する父の姿がありました。まぁ本当に少年のような屈託のない笑顔である。
パチンコの玉を追いかけ、ブッチャーや馬場を観たり、馬や鶏を観て喜んでいるうちは良かった。
付き合いなどで飲めない酒を覚えて綺麗なお姉ちゃんがいる店に通うようになったら始末に負えなくなってきた。毎日のようにベロベロに酔っぱらい夜遅くに帰宅。
地方の現場に行っては種を蒔き、足立区の種馬と呼ばれたとか。
この暴走は48才で死ぬまで続くのだった。
                つづくっ!!

アニメーターはつらいよ24

アニメ

小さい頃からアニメは観ていたけど、大好きで夢中で観ていたというタイプではなかった。
だからアニメーターになったからと言って自分の描いた作品をチェックするようなこともなく、劇場の銀河鉄道999とかスタジオのみんなが行くというので仕方なく付いて行くという感じだった。
丁度その年、ディズニーの『ファンジア』が公開されていて、ベテランのお爺ちゃん先輩が
『この作品は勉強になるからねぇ、絶対観た方がいいよ』
と言ってスタジオのみんなで観に行くことになりました。

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『ちなみに君たち観たことある?』
と聞くと志の高い、アニメ学校を出た子たちは
『もちろんですよ。僕は十回観ました』
『アニメーターなら当然です。ディズニー作品は全て見てます』
『たいしたもんだ。で、まゆみちゃんは?』
『は?私ですか・・ファタジア?(う~ファンタジアって何?)・・デヘヘ・・・観てません』
『君は本当にアニメの勉強を全くしていないんだね』
呆れられていました。
っていうか正直言って『ファンタジア』どころか『白雪姫』も『眠りの森』も『シンデレラ』も『ピノキオ』もぜ~んぶ観たことありませんでした。
これらの作品を見たのは娘が1年生くらいになった時で、レンタルで借りて観たのが初めてで、アニメーターになって18年くらいたってやっと全ての作品を見ました。いや~ディズニーってすごいですね!!って今頃ねぇ。
で、話が戻りますが、スタジオのみんなで映画館に行って『ファンタジア』を観賞しましたよ。長い映画で、BGMがクラシックと言えば当然寝ちゃうでしょ!!・・・わたしだけ?!!
ほとんど寝てしまいました。スタジオのみんなに滅茶苦茶攻められましたよ。
『ディズニーの映画を観て寝るなんて!!』
隣の席の男の子いわく
『たぶん起きていたのは15分くらいですよ』
そんなわけで『ファンジア』の内容は未だに知りません。

秋葉原アニメセンターに行ってきました

アニメ

秋葉原アニメセンターに行ってきました。秋葉原には随分行ってなくて久しぶりに行って驚きましたよ。
駅も外も全く景色が変わっていて、タイムスリップしたみたいでした。
6時からの公開ラジオは少し遅れてはじまりました。ぷちでぃーばの4人はやっぱ可愛いわ。男の子がデレデレする気持ちが分かるね。
心配したけどラジオドラマの方は無事に終わってホッとしました。
ゲストの楠田敏之さんには変な役をやらせてしまって申し訳ありませんでした。テニスの王子様にあんなセリフを言わせて恐縮です。
カエルの王子役の渡部薫さんもカエルの役なんてねぇ、と思い資料を見ていたら映画『かにゴールキーパー』のカニ役と書いてありました。カニからカエルまで演じ分ける男!!ヨッ演技派!!

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このままインターネットラジオで放送されていると思いきや、公開ラジオは生でやっていましたが、放送自体は昨日行っていなくて8日に発信されるということです。
ぷちでぃーばのファンの方のみならず楠田敏之さん渡部薫ファンの方、是非放送を聴いてみて下さい。
ところで今日は娘の合格した高校に手続きをしに行ってきました。
昨日の発表は『落ちると分かっているのにお母さんまで来て2人で落ち込むことないから』と言って娘は一人で行きました。私も特に何も考えないで『それなら一人で行っておいで』と送り出しました。
しかし、どうもみなさん親がついて行ってたみたいで、合格が分かるとその場で入学手続きしていたようでした。みんな偉いなぁちゃんと印鑑まで用意して発表を見に行ってるんだ。
『お母さんは何も知らなすぎだよ。本当に頼りないんだから』
娘に叱られました。
今日行ってみて5科の推薦合格者48人のうち手続きしていなかったのは、うちだけでした。ちょっと恥ずかしかったです。

秋葉原アニメセンターに来てちょ

子育て&学校

本日、夕方6時から秋葉原アニメセンターで声優アイドルぷちでぃーばの公開ラジオがあります。
みなさん来てくださ~い!!
ところで今日は娘の合格発表です。
推薦の面接がうまくできなかった娘は、
『お母さん、不合格だと思ってね・・・』
すっかり落ち込みながら家を出て行きました。
こちらも落ち着かない気持ちで連絡を待っていたらさきほど電話が来ました。
『(号泣)おか~さ~ん・・合格した~信じられな~い・・・』
ボロボロの電話でした。
でも、本当にホッとしました。シナリオを売り込むために色々動きたかったのですが、娘の入試が決まるまでじっと控えていたのです。
これで私も思う存分暴れることが出来ます。

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昨日は娘の誕生日。『祝う気分じゃない。合格が決まったらパ~とご馳走食べに行こうよ』と本人。
それでも一応ケーキを買って簡単なお祝いをしました。
思えば14年前、のほほ~んと検診にいったら
先生『こりゃだめだわ。産まれちゃいそうだもん。このまま入院して』
私『何も準備してません』
先生『家の人に頼んで』
私『家には誰もいません』
先生『仕方有りませんねぇ、絶対破水したりしないて下さいよ』
拝み倒して、一度家に帰り自分で支度をしてまた病院に戻った。
すでに陣痛が来ていたみたいですが、私本人は全く気が付いていなくて看護婦さんに『痛くない?』と聞かれるが、鈍感なのかな?全く痛くありません。
この程度が陣痛なら全然OKじゃん。と思っていたら、陣痛が5分おきになると急に凄い痛みが・・・夜8時アギャ~!!この痛いのあと何分我慢すればいいの?
結局、痛みに耐えられず急遽無痛分娩にしてもらいました。背中に穴を開けるとか注射が凄く痛いというのを聞いていたので正気の時は躊躇していましたが、そんなどころじゃありませんよ。
『先生!背中に穴でも何でも開けちゃって下さい!』
と叫んでいました。
分娩室に入って
『お母さんがんばって!tがんばって!』
と言われるも
『ごめんなさい!ガンバレません!痛いです!ごめんなさい!』
なんだか分かりませんが、産まれるまでの15分くらい謝り倒していました。
深夜1時52分どうもすごい安産のようでした。分娩室に入って15分くらいで産んじゃいました。
麻酔がまだ残っていたのと疲れでがっくり寝てしまいました。朝、病室の窓の外を見て、ひっくり返りそうになりました。窓の外が真っ白に。
娘が産まれる頃、東京は雪がドカドカ降りはじめ、朝には大雪になっていたのです。それは東京都の気象災害の記録に残るほどの大雪になりました。
そして、2月2日、産まれて3日目の深夜、東京で大地震。病室の天井のパイプのようなものが落ちてきたり大騒ぎ。看護婦さんも走り回っていました。
忘れられない記録的な出来事があった第一子の出産でした。