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まゆみのシネマ通りへようこそ・用心棒

シナリオ&映画&ドラマ

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黒澤明監督の作品が連続でテレビで放送された。世界の黒澤と言われているが、私はピンと来なかった。
まず最初に観た作品が黒澤明さんの脚本の「雨あがる」で、テレビで観たが全く何も感じなかった。次に観たのが「乱」だった。頭の悪い私には理解不能であった。「どうも黒澤明監督作品は私と相性が悪いのかも」
それ以来テレビで放送されても観ることはなかった。貴重な古い作品がテレビで放送するのを知って全部録画した。
あの有名な「いきる」を観るも、やはりピンと来なかった。お役所仕事に代表される官僚主義を批判しているのは良く分かる。ただ末期のガンゆえに下々の者のために尽くすというわけて、ガンじゃなきゃ無難に定年まで「見ざる言わざる聞かざる」を貫くんでしょ。どうも歳を取ると純粋に映画が観られなくなる。つか、私がへそ曲がりなだけか。
そして、「用心棒」を観た。ここここここれはーーーーーー!!!
最初のシーンからハートを鷲掴みだ。「カッキーーーー!!渋い!!!」
世界の三船と言われているが、私は三船敏郎の映画を観るのは初めてだったのだ。もう、最初から最後まで目をかっぴらいて観てしまった。無駄なカットは一つもない。パーフェクトだ。
三船さんの独特な歩き方、たけしさんみたいな肩の動きをして歩く。本人の演出なのか監督の指示なのか分からないけど男前なんてもんじゃない。若かりし仲代達矢さんもすごい存在感である。三船さんに斬られて意識がなくなる時に「あの世の入口で待ってるぜ」と言うセリフ。ギヤーーーーーー「あの世の入り口で待ってるぜ」だよ。私も死ぬときに言ってみたい「あの世の入り口で待ってるぜ」臨終のときに見守る家族に言ったら「・・・・・・」となるだろう。ウケる。絶対やりたい。
そして、「あばよ!!」と言って用心棒は去って行く。
本当にご無礼しました。これこそが世界の黒澤。世界の三船の真骨頂だったのですね。世界から称賛をされるのも納得。
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