2017-05-20 (Sat)

感涙、亡き妻からの「待っている」が生きる支えに 震災6年後、遺族の今

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2011年3月11日に発生した東日本大震災。その死者・行方不明者は、1万8000人以上に及んだ。あれから6年。未曾有の大震災で突然大切な人を失った人々の心を、絶望の淵から救ったのは何だったのか。そこには、これまで語られることがなかった数々の「不思議な体験」があったのだと、ノンフィション作家の奥野修司氏は言う。奥野氏が出会ったAさんの例はこうだ。
Aさんは妻と2歳にもみたない次女を失った。2人が発見されたのは、津波から2週間経ったころだった。
「2週間もあの冷たい中に晒されていたのかと思うと、しばらく風呂には入れませんでした。自分だけ温かいお風呂につかるなんて、妻や娘に、ほんとに申し訳ないと思ったのです」
「そばにいて」ほしいと骨壺は仏壇に
Aさんの家の仏壇には大小2つの骨壺が並んでいる。子供を失った遺族には、冷たい墓の下に置きたくないと、納骨をしていない人も多いという。
「納骨しないと成仏しないと言われますが、成仏してどっかに行っちゃうんだったら、成仏しない方がいい。そばにいて、いつも出て来てほしいんです」
Aさんに不思議な出来事があったのは、2人を火葬することができた日の夜だった。
「夜中に目が醒めると目の前に二人がいたんです。ああ、妻と娘が逢いに来てくれたんだと、泣いて手を伸ばしたら目が醒めるんです」
Aさんは、愛する肉親を2人同時に失い絶望のどん底にいた。
「私にとって何が希望かといえば、自分が死んだときに妻や娘に逢えるということだけです。それには魂があってほしい。暗闇の向こうに光があるとすれば、魂があってこそ逢えると思うのです。それがなかったら、何を目標に生きていけばいいのですか」
Aさんのこれからの生きる希望は、自身が死んだときに2人に逢えることだというのだ。
明日に続く。
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